今日も進もう。

増加していく愛の形

橋本涼と井上瑞稀にやられすぎた少年たち

20210926夜

HiHi Jetsと美少年、少年忍者の少年たちに行ってまいりました

 

f:id:ya_na_2:20210928004201j:plain

 

HiHi担であり橋本担としての視点なので

解釈違いなどいくらでもあると思いますが気にしない方のお目に留まればと思います。

多分そもそも記憶で書いてるから間違いすごそう。

 

少年たちのことは2019年の映画版しか知らない私

今回の少年たちはどういった内容でどういった役柄なのか

結構レポを読んでから参戦いたしました

 

参戦する前から噂で、橋本涼さんの演技やばいよと耳にしておりました。

 

開演一時間前に入場

新橋演舞場に足を運ぶのも初めてですが、銀座駅に生まれて初めて降り立ちました。

席についてまずはパシャパシャ写真を撮っているオタクにびっくりしていると

開演五分前までは撮影OKらしい…びっくりしました。沢山撮りました。

 

「少年たち」と書かれているスクリーンの奥にタイヤのブランコが見えて

この時点では私は映画少年たちの記憶しかないのでジュンのことを思い出しながらめそめそ

正直もう少しでこの舞台上にHiHi Jetsが出てくる現実を受け止めてなかった。

 

冒頭から各々の罪状のところまでの流れだけ先に書きますね。

青赤バッチバチから始まった少年たち

映画の感じに近いと思いながら俺たちは上等を歌うHiHi Jets可愛くてヘラヘラ

 

赤がタイヤの場所でそれぞれ明るく罪を告白

”答えは簡単さ あの空が青いから”くらい青空の下だったんだろうなという空気感

この時点で金指くんが今回のジュンの役どころなのは知っていたので

どういう流れになっていくのか少しワクワクしながら金指くん演じるカナサシの様子を見ていました。

 

一転、青の罪の告白は

悲痛な叫びの声、溜まった気持ち、晴れない闇、過ちの重さ、取り返しのつかない現実、受け止めきれない現状

 

誰かを守るために「親父を刺した」

自分を守るために「不良グループに入った」

誰かを守るために「強盗に押し入った」

誰かを守るために「火をつけた」

誰かを守るために「相手を刺した」

 

それぞれの誰かを守るためにという部分、この時点では不明

 

「まともだからここに来たんだ」

ただ犯した過ちに怯え藻掻き目をそらせないくせに自身を正当化したい

 

「人生ってのは生まれた時から決まってんじゃねえのか?」

「お前は天国、俺は地獄ってな」

 

ハシモトの叫びの意味、この時点ではわからないけれど

それほど世間で「普通」に暮らしてる人間へのあこがれと恨みがあったんだろうなと終わった今は思います。

 

ミズキの「あいつもうすぐ死ぬんだよ、何のために生まれてきたんだよ」に対してのユウトが

「お前に愛されるためだろ。命が短いことは嘆くことじゃない、大切なのは生まれてきて誰に誰に出会ったか」みたいなことを言っていて、この時点からユウトは少し周りと違う少しだけ大人の役どころ

 

荒れ狂う波に立ち向かってるのか藻掻いているのか

とにかく苦しそうな顔で「嗚呼思春期」を歌っている彼らを見ていると

こちらも息が詰まりそうになりました。

 

曲の間にハシモトが「俺さぁ一等賞取ったことねえんだよ」って

それだけ、その部分だけで彼の人生が詰まっているような気がして堪らなく悲しかった。

 

ユウトとタイショウの過去

半グレチームの仲間、ということでよかったのかな、

仲間のために一人で乗り込んで行ったタイショウを見てられなくて

殺されるかもしれない彼を助けるために相手を刺して

結果ユウトも無所送り。

罪を犯したことへの後悔、背負っていかなければいけない現実を

ちゃんと向き合って受け止めているように見えるユウトをタイショウは殴りつける

自分のせいでユウトを巻き込んだ、ユウトの人生を壊した

なのに彼は自分を責めない

 

「溜まってるもん全部吐きだしちまえ」

 

どこまでも冷静なユウトが余計に見てて惨めになるし苦しいだろうなと思った

とにかくユウトを煽る煽る、しまいには彼も耐え切れずタイショウを殴りつけた

 

”いらつくんだよ冗談じゃない 抑えきれない感情”

 

歌割は映画と同じ青と赤でのユウトとタイショウ

けれど立ち位置的にはジョーがユウトで、コウタがタイショウだよなとぼんやり思いました。

(この歌詞どちら側でも成り立つんや…)

最後ボソッと俺も同罪だなんてユウトが言っていて

やっぱり大人で苦しかった。

このシーンで二人が打ち解け合うことはありませんでした。

 

次のシーンはミズキとリュウ

身体の弱い弟からの手紙を大切そうに読もうとするミズキに声をかけるリュウ

とっさにミズキは敵対心むき出しにするけどリュウガは

チームでの喧嘩そのものに納得がいっていないような雰囲気で出てきて驚き

そこからリュウガが自分の罪をミズキに語り始め

ミズキはリュウガに手紙の内容を話す

「入院するんだって」

「まあいつものことだし、また数日で退院だよ」

「でも、会いてえよ...」

このシーン、約束の歌も含めて今回の舞台でもトップクラスに好きなシーンでした

包んでる空気がずっと柔らかくて、歌声は透き通ってて

「ここでたら、四人で会おう」

ただただ大切な存在への気持ちで満ちたお兄さん二人

 

”さよならは終わりではなく 再会の合言葉”

歌声聴きながら切なすぎて泣きました。

あまりにもよかったので少クラで二人でこれ歌ってほしい...

 

ハシモトは6歳の頃、親に連れてこられた施設でナスと出会って

喧嘩して、園長先生に「兄弟げんかするな」って怒られたのが嬉しかったハシモト

今までずっと一緒に育ってきた人、育ててくれた場所

その施設が地上げ屋?のせいで壊されそうになっていて、一人で放火をしに行こうとする

「ナス、俺が捕まったら施設のこと守ってくれ」って

たった一人で、愛するものを壊されないように、ハシモトが見つけた方法はそれしかなくて

愛するものを壊されないようにするためならなんだってするって叫ぶ姿

余りにも表情が怖くて、だけど悲しくてここでも泣きましたね。

ずっと一緒だったって言ったじゃないか、だから俺も一緒に行くって言うナスに、怒鳴って止めるのに、「後悔っ!」って叫んだのに小さな声で「しないのか...?」って言ったハシモトはきっと少しうれしくて、怖かったんだろうな心細かったんだろうな、と思って。

火をつけて燃え盛る炎の中、狂ったように笑って逃げる二人が通っていくのを見ながら呆然としていました。

 

更生プログラムでいきなりものすごく面倒くさそうな態度からでてくるサクマ

話を聞いているときもずっとつまらなそうに動いて揺れて

自分の罪にどう向き合っていきますかって看守に聞かれるけれど

とにかく自分がこうなったのは親のせいで自分は一ミリも悪くない

おばあちゃんに愛されて育ったウキショに「誰愛されたことないやつは性根までねじ曲がってる」って言われてキレていたサクマを見るときっと彼は愛されたかったし愛されるために努力をしたけれどそこまで頑張っても一度の失敗で自身を責めた親から逃げたんだと思うとこちらもかなしくて

「俺を反省させたいならまずは親をどうにかしろよ」って

きっと親が彼にとってのすべての世界だったんだろうな

 

ガリとフジイのところは大変申し訳ございません

聞き取れなかった(素直)いや、めちゃくちゃかっこよかったんですけど。

だけど一つ分かったのは

掴むはずだったのは夢のためのマイクだったのに手の中には血まみれのナイフ

夢を親に告白するってきっとすごく覚悟が必要で

マイク片手にその道を進む未来を描いていたはずなのに

伝えた一歩で血塗れのナイフと塀の中って

やるせないし悔しいし

だけど、きっと、君が止めてなければお母さんは…と思うから

間違ってるけど間違ってなかったんじゃないのかなって言いたくなった

 

 

これ以上書くとすごいことになるので

個人の演技を見ていて思ったことキャラクターに思ったことをもっと書いていきます

 

 

サクマ 作間龍斗

とにかくずっと世間のことが嫌いそうだった

まともに社会に出てまともに生活して

高給取りになって綺麗な奥さんと結婚して

子供が生まれて老後の面倒をみてくれる想像をしていた親の期待を

背負ってそこまで走ってきて、高校受験で失敗して

親から見放されて居場所が不良チームになって

きっとそこの人間のことすら馬鹿にしていたし好きではなかったんだろうな

作ちゃんって無機質な美だからこそ、あの舐めた態度と感情の波のない目がすごくて

サクマは最後、親のためじゃなくて自分のために生きる選択をするけど

きっと結局親を許すことはないし、親を憎んで生きて行くと思う

ただ、ここで出会った仲間のことはきっと自分を初めて「愛して」くれた人たちだから

どうにか自身の描いたギャップに苦しみながらも生きて行くのかな

全体的にそうだったけれどもはまり役という印象でした

彼が嫌いなオタクはいない。

 

 

ガリ 猪狩蒼弥

ある意味ただずっとまっすぐな子だったと思う

叶えたい夢があって、親にも認めてほしくて、お母さんを守りたくて

獄中でも何度かキレてたし、脱獄してもキレてたけど

一番普通の子だったんだろうなって

最後に親父許してくれよな、んでもう一度俺の夢の話聞いてくれる?って言ってた彼は

父親ことだって大切だし愛してるしだからこそ

自分の道を認めてほしい、ただずっとそれだけで

お父さんさえどうにかなればきっと笑って三人で暮らせるんだろうなって

そう思わせてくれるくらい普通の子だった。

猪狩の喧嘩とか乱闘シーンでの身のこなしがとにかくすごくて

彼だけ本当に殴り合いをしているように見えます。

 

 

ミズキ 井上瑞稀

優しくて悲しい役だった、ずっと可哀想で悲しい

ミズキとカナサシがいることで物語が動いていた印象だけど

約束の歌も、看守長への土下座も、脱獄した夜の後悔も

弟のために誰かが死んでよかったわけじゃない

弟のために誰かが傷ついてよかったわけじゃない

悪いのは自分で、なによりも弟が大切で

みじゅの演技、歌声本当に凄くて圧倒されました

キャラ設定がしっかり作りこまれていた部分も大きかったと思うけど

寂しそうに弟のことを思いながら歌う約束の歌も

泣きながら苦しそうにカナサシへの懺悔交じりに歌うあいつのぶんも生きるも

歌に感情をのせることがあまりにも上手で、そのたびに泣いてしまった

看守に殴りかかろうとしてリュウガに止められるとき

絶望していく姿は見てられないほどで

君にこの歌をのとき、顔しか見えなかったけどずっと浮かない顔で

きっと一生後悔して感謝して

どんな風に生きて行くのか一番未来が見えなかった。

弟という存在は言葉でしか出てこないんですけど

みじゅの演技を見ているとその弟の顔とか病状とかまで浮かびそうなほどで

井上瑞稀ってやっぱりすごいなというのがもう結論ではある

 

 

ハシモト 橋本涼

とっても優しいけれどズレた正義の人だった

施設や大切な人に迷惑かけたこととかに対しては申し訳なく思ってるけれど

罪に対して罪悪感は最後までなかったような気がする

自分の大切なものを守った結果だから間違ったことをしたと思ってない

ただ、大切な人を傷つけた罪を背負ってるからちゃんと

ナスと共にその時が来たらここを出て愛する家族に会いに行こうね帰ろうねってしてて

捨てた親や助けてくれなかった世間への憎しみの反面

ナスを含めた自分を認めて受け入れて救ってくれた家族への依存心がすごくて

この人は、またなにかをしてもおかしくないなと思った

誰かのためにしない、誰かのためにするって選択肢しかないんだろうな

その方法が正しくないか正しいかじゃなくて

自分にできること、自分が一人で背負えること

橋本さんの演技凄いとは耳にしていたんですけれど本当に凄かったです

5人が出てきて彼が叫んだ時の声を聴いた瞬間に飲み込まれたのかと思いました。

嗚呼思春期を歌っているときの表情もたまらなくて

特に放火をしに行くときの瞳孔の開いた焦った顔や火を放った時の狂った笑い声なんて

あんなに好きな人、自担なのに恐怖を覚えるような演技で

あいつのぶんも生きるで苦しそうに歌って、最後は顔を覆ってしまったハシモト

後悔しか見えなくて悲しくて

声や歌、表情の演技がうまかったのはもちろんだけど身振り手振りが...

ミズキが土下座したとき、反対側で別の看守を殴りそうなこぶしを必死で押さえていたり、立って泣いているとき、服の裾を握りしめて震えてた。

伝記で橋本さんも言ってたけれど、もっと沢山彼の演技が見たいです

もっともっと色んな表情を生み出してほしい。

 

 

ユウト 髙橋優斗

一番難しい役だったんじゃないかなと思っていたり

立ち位置が良くわからないのもあったんですけど

ストーリーテラーになるのかな?語り手が一番近い気がしますね

自分の感情を最後までむき出しにすることは結局なかったし

どのシーンでも周りを優先して自身のことは結構後回しだった

どんな思いでここにいて、どんなことを考えているのか

もっと詳しく知りたいところではありました。

ただとにかく髙橋優斗さん存在感がすごい0番のゆうぴ見てたらもう泣けてきちゃって

役として背負ってることが、ゆうぴ本人にも重なって見えて

この人の演じるユウトの演技をもっと深く見たかったな

 

今回の少年たち、見て一番の感想は

「はしみずってすごい」でした

タイトルでバレてるよという話。

 

勿論、橋本さんは自担だからのひいき目がないとは言い切れないけど

強弱のつけ方とか世界観の入り込ませ方が上手すぎたなと。

 

シンプルに歴が長い=すごいというかそうじゃなくて

この歴でずっとこの立ち位置でここまでやってきた二人は

やっぱり元々のポテンシャルはもちろんだけど

そこの位置でいるうえで、なにもしていないわけがなくて

長年積み重ねてきたものを見せつけられたし圧倒されて飲み込まれました。

 

HiHi Jetsのショータイムもすごく良かった

衣装がとてつもなく良かった

これで一本はてぶろかけそうなくらいよかった

HiHi Jetsの前の少年忍者すごくてびびったけど。

 

太鼓は太鼓だな~と思いながら

みじゅはっちゃけすぎててびっくりしたんですけど

太鼓叩きながらハシモトから橋本涼さんのパフォーマンスに戻ってオタク全方位に見えてるよって太鼓のバチ?と視線向けてくれて

心臓が痛くなったりしていました、そういうとこある。すき。

 

最後にみんなで同じ衣装で王子様出てくるじゃないですか

美しすぎてぶっ倒れそうになったんですけれど

この時も橋本さんのお辞儀が一人だけ最後までずっと王子様のお辞儀で

ドキドキしすぎてメロメロパンチくらってふらふらしてました。(初めのお辞儀はHiHi Jetsみんな王子様のお辞儀)

0番に立つ髙橋優斗は髙橋優斗すぎました。私の光です。0番が似合いすぎる。

 

最後の挨拶、ゆうぴの声が最初に聞こえてそれもなんか泣きそうになりましたね。

 

すごく見ごたえのある舞台でした

何度もみたい演技でした。

 

千秋楽、完走おめでとう、お疲れさまでした。

 

もう次に会えるHiHi Jetsはどれだけ早くても

猪狩蒼弥さん以外この年齢じゃないんだなと思うと時が止まってほしい。

 

占める言葉が見当たらず迷子してますが

書きたいことは山の様にあるもののこれくらいにしておきます。

桶ダンスやら猫ちゃんやらはしなすやらいろいろありすぎた。

 

終わった後酔っぱらったような感覚になって(それは最後の橋本さんのせいかも)

コンビニでかごいっぱいに買い物して打ち上げしました、楽しかったです。

久しぶりのお酒はおいしかった。

ぺやんぐ♡って言ってただおちゃんは可愛かったけど買わなかったです。

 

HiHi Jetsさん今日はたくさん寝てください。

私も公演してないけど寝ますね。

幸せをありがとう。